ガジュマル 育て方

ガジュマル 育て方

2022-04-01

置き場所

日本では沖縄、海外ではインド等あたたかい場所に自生するお日様が大好きな植物です。

たくさん日の当たる窓辺や、日当たり・風通しのいい環境で育てます。ただ夏は直射日光に当たると葉焼けして葉っぱが黄色くなり落ちてしまうのでカーテン越しの窓辺に置くといいです。

寒くなって5℃以下になると葉を落としてしまうので、窓辺から室内の少し暖かい場所への移動したり布をかけて寒さから守る対策をします。

水やり

基本的に乾いたらたっぷり与えます。夏場は早朝か夕方以降に。

冬は2週間に一度の頻度でも大丈夫ですが、葉水は四季問わず毎日します。

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植え替え

1~2年に一度、成長期の5~6月に行います。

または根詰まりを起こしていたら植え替え時です。

一回り大きな鉢に植え替えます。

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せん定

成長期の5月〜6月頃に行います。

かなり大きく切っても新しい葉が茂ってくるので大丈夫です。秋冬のせん定はダメージが大きいので避けてください。

切り口から出てくる白い樹液を直接触るとかぶれることがあるので園芸用の手袋等を使用してせん定します。

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肥料

丈夫なので肥料をしなくてもいいですが、与えた方が成長も早く元気に育ちます。

4~9月の成長期に観葉植物用の置き肥を置きますが、冬は成長がとまるので必要ありません。

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害虫

夏や乾燥すると発生しやすいです。
〇コバエ

スプレー式に殺虫剤を土の表面に噴霧。

有機物はコバエが発生しやすいので、観葉植物用の土の使用がおすすめです。

〇ハダニ

葉や茎について栄養を取るので、葉に病斑が出たり葉が白くなります。

葉の裏に卵をうみ、成虫になると大量発生します。

みつけたらティッシュでとり、水に弱いので葉水をします。

〇カイガラムシ

貝のような形で白い見た目です。

風通しの悪いところに発生し枝や葉の養分を取ります。

つまようじやピンセットで取り除き駆除します。

〇アブラムシ

新芽につきやすい。薬剤散布が効果的。

病気

基本的にかかりにくいです。気をつけた方がいい病気は…
〇黒星病

カビが原因 5・6月及び9・10月になりやすい

葉の内側から黒っぽいシミができる。

理由:通気性が悪くなり湿気がこもりカビが発生する。

対処法:症状のある部分を取り除く。清潔な土に植え替えせん定する。

予防:風通しよくするためせん定する。防除スプレーを噴霧する。

〇すす病

すすの様な黒い病斑が発生。

理由:カイガラムシなどの害虫に誘発されカビができる。

対処方法:水で洗ってティッシュなどでこすり落とす、または切り落とす。

予防:風通しの良いところに置く。葉水して害虫予防対策をする。

増やし方

〇挿し木 5~6月頃

せん定したガジュマルの枝を使用します。

発根させるためには2種類の方法があります。

・せん定した枝を水につけて発根させる。

・枝を10㎝程度の長さ、先端の葉1枚のみ残し切ります。 切り口の樹液は洗い流し、新しい土に挿すと2週間~3週間ほどで発根してきます。

根が出るまでは栄養分の少ない土に植え、根が生えてからは栄養のある土に植え替えるので発根するまではビンなどに水を入れて発根させる方法が管理しやすい方もいるかもしれません。

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気根

育てていると細い根っこのようなものが幹や茎から伸びてきます。

そのままにしていたら土に向かって成長し支柱になりますが時間がかかります。

気になるようなら細いうちに株元でせん定するといいですが、あえて自分好みの気根に育てる人もいます。

育てるには基本的に毎日霧吹きをかける、太陽に当てることが大切です。

 

気根を意図的に大きくする方法

①湿度80%以上にする。

水やりたっぷり + 葉水 + 霧吹きで全体に(幹・茎・葉)

生やしたいところにラップ・ビニール袋で覆いをする。

蒸れて病気になることもあり難しいので、霧吹きで水をかけるだけで充分です。

②気温25℃以上にする。

生育が活発になるのが20~30℃のため

元気だと気根が生える可能性があります。

小さな穴を数か所開けた透明ビニール袋で鉢ごと覆うと湿気と熱を保てます。

③肥料

観葉植物用錠剤タイプの置き肥か緩効性の化成肥料がベスト。

気根の生育のためにと追加せず、肥料の説明書通りにあげます。

④その他

⑴ 梅雨時期には外に出す。原産地の環境に近づくため

⑵ 種から育てる。

原産地に近い環境にしてあげることで自分好みの気根を育てることができ、数年単位でゆっくりと育てていく楽しみがあります。

花が咲く

春ごろに花を咲かせますが、小さな実の中に花が隠れているため外からは見えません。

ガジュマルの実はよく鳥に食べられ、消化できなかった実は移動した先で糞として排出され発芽します。このためガジュマルの実は花糞と呼ばれています。