植物を室内で楽しむものとして考えた時に、どこに置いたらいいのか悩んでしまうものです。
まず室内に太陽光が当たるか当たらないかで①から④に分けてみました。
日向
日の当たる場所 ①と②
〇南向きの窓辺で1日を通して日が入ってくる場所 → 日当たり良好
〇東か西向きの半日だけ日が入ってくる場所 → 半分日向(半分日陰)
日陰
日の当たらない場所 ③と④
〇日は当たらないが窓の近くの日陰 → 明るい日陰
〇北側で窓からも遠く暗い日陰 → 暗い日陰
日向にも直射日光、すりガラス・レースカーテン越しに
日陰でも蛍光灯・LEDなどの照明器具を置くなどでも分けられます。
直射日光
直射日光とは「日光が性質を変えずに当たること」とされています。
一般的な住宅の窓ガラスは赤外線や紫外線をほぼ通すので直射日光に当たります。
長く日に当たる場所や夏場のような強い日差しが直接当たると、
人間と同じで日焼けならぬ葉焼けを起こすことがあるので
少し移動させるなど置き場所を調整してください。
置きやすい観葉植物 サンスベリア・ガジュマル・カポック・アロマティカス等
すりガラス越し・レースカーテン越し
断熱ガラスやUV対応ガラスなど赤外線や紫外線を通りにくくするガラスの場合は
ガラスを通して日を浴びたり、ものを見るのでガラス越しと言われます。
また、すりガラスとレースカーテン超しの日光では体感は変わりません。
部屋にはレースカーテンがかかっている事が多いと思いますが
耐陰性のある観葉植物ならそれほど光量を気にせず育てることができます。
置きやすい観葉植物 パキラ・オリヅルラン・サンスベリア・アイビー・ポトス等
電球
光が強く広範囲に照射できますが、ランプが熱くなりすぎるので
植物に近づけると焼けてしまいます。
蛍灯光
発熱が少ないので植物に近づけておくことができます。
全体的に横に広がる照明なので、植物も横に広がったように成長することがあります。
LED
太陽光に近い光で、発熱が少なく植物の近くに置くことができるため
光が直接届きやすいです。
そのため成長スピードを高めることができます。
反対に、発熱が少ない為エアコンやヒーターなどで
温度・湿度管理が必要となります。
部屋の照明としてのLEDでは植物の成長に必要な光が不足していますが
植物の育成用のライトも発売されています。
玄関や窓のないトイレ等など明るさが不足しているところでは
蛍光灯やLEDといった照明を置くことで観葉植物も快適になります。
まとめ
観葉植物は直射日光でも日陰でも育てやすいですが、人間と同じく
日が強すぎると焼けてしまうし、日が足りないと元気がなくなってしまいます。
暑かったらカーテンをひく、すりガラスの窓際に置き場所を変える
などしてみてください。
太陽光でなくても蛍光灯やLEDなどの照明でも光合成を行うので
トイレ・玄関など光の入りにくい所にも置きやすいですが
たまに日に当ててあげると元気に育ちます。
今は植物育成用のLEDも発売されているので、検討するのもひとつの方法です。
また、味わいのある電球は熱くなるので近くに置くと焼けてしまいます。
気をつけて楽しんでください。